小泉元首相が政界引退表明をした。御歳66歳。あっさり辞めてしまうものなのですね。
安倍さん、福田さんとあっという間に辞めてしまった首相に比べ、小泉元首相は、歴代3位の在職日数だった。
佐藤栄作: 2798日(第61、62、63代)
吉田茂: 2248日(第48、49、50、51代)
小泉純一郎: 1980日(第87、88、89代)
この三人の総理に共通するのは、ストレートな弁舌力(時として暴言、迷言でもあるが)。佐藤栄作氏、吉田栄作氏ともに短気な性格で、人前で暴言を言い放つこともあったが、小泉純一郎氏も言い切り型の物言い。体裁をとりつくろうことにはあまり執着がなかったように思える。政界で采配をふるう知恵があったのは当然のこと、持ち前の自分のスタイルで政界を仕切った総理は、批判も数あれど、国民は、総理の“人となり”に関心をもち、何を言い出すのか興味津々で耳をかたむける。
政治家は話すのが仕事。硬質な語彙で巧みな論法で、私のような凡人は、不感症のまま蚊帳の外に追いやられる。そして政治への関心が薄れていく。『小泉劇場』とはよく言ったものだ。小泉元首相の発言には求心力があった。うろたえる姿もあまり見せなかった。
外野に惑わされず、自身の真実一路でなにごとも決行。
潔い引退も、小泉“美学”の一つなのだろう。
でも引き際までサプライズで演出するなんて・・・。
最後までやってくれますね。